書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

禅スクール配役は写真係に内定

来月20日に、宗務所主催の禅スクールが開催されます。以前の模擬修行のごとき厳しいものから、期間も1泊2日から日帰りへ短縮して、昼食もカレーにするなど楽しさを前面に出した内容に変わりました。


昨年からそうした内容に変えたのですが、参加者がほとんどいないという事態になり中止を余儀なくされました。その時の話では、泊まりでなければ参加しない、という意見が出ていたそうです。かなり厳しい内容だったのですが、一度参加した子どもさんは、その中にも楽しさを見いだしていたようです。


個人的には、厳しくて良いと思うんですよ。どこに行っても楽しさは味わえる時代です。それこそ友達と公園で遊んでいるだけで楽しみはあるのですから、わざわざ僧侶が企画運営しなくても、と思います。厳しいことは、なかなか出来ません。今はまだかろうじて保たれている僧侶への信頼感を盾に、厳しい時間を過ごす経験を提供出来る、またとない機会だったと考えています。


ただまあ、運営するのにはかなりの人手が必要で、それを確保するのが大変だった、というのも現実です。第4宗務所管内寺院の若手僧侶を中心にお手伝いをお願いするのですが、葬儀などがあれば急に欠員が生じてしまいます。補充がすぐに出来ればいいのですが、そこまでの余裕は、今まで確保出来たことはありません。


子どもと直接接する役の人間も、葬儀のために急遽変更になったり、場合によっては途中で交代になったりと、子どもたちへの直接的な影響が出来ることもありました。それらを考えると、人手の必要な食事を一回に減らし、期間も日帰りに短縮したのも、そうせざるを得なかったとも言えます。辛いですが。


それでもまあ、お寺を会場に開催出来るので、お寺に対する親近感は確実に持ってもらえるはずだし、大勢の僧侶と一緒に過ごすことで、僧侶への視線の向け方も変わることでしょう。そして、お寺というある種特別な場所で大勢の同世代の仲間達と過ごす経験は、必ず記憶に残るはずです。やらないよりは、絶対にやった方が良いのです。


そんな禅スクールですが、私の配役は写真係となりました。デジタル一眼レフも買ったことだし、宗務所にデジカメもありますが、こうした行事を撮影するには俊敏性に欠けるので(シャッターが切れるまでの間とか)、自前のを持ち出そうと考えています。


改めて仕様を確認したら、付属のバッテリーでは400枚程度しか撮影出来そうにないことが分かりました。通常ならば十分な枚数ですが、朝から晩までの間、子どもたちを取りまくったら400枚では収まるはずがありません。予備のバッテリーを早速注文しました。amazonで7,000円弱。高いなぁ。


でもこの写真、子どもたちに渡るのは集合写真のみ。その他の写真は、アルバムに閉じられて書棚にしまわれてしまうか、下手したらデータのまま宗務所にあるパソコンの中で眠り続ける事になるんですよ。


それはいかん。
もっと活用しなくては。
Picasaあたりで後悔してしまおうか。親御さんの許可が要るのかなぁ。そうなると書記の力ではなんともならないし、今から主事さんに言っても時間がないし(お盆明けすぐに当日ですから)。


んー、でも、なんとか活用したいものです。