書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

お寺の人はお墓参りの仕方を知ってるものだと思われがちですが

嫁さんの実家のお墓へお参りしてきました。お年忌の度にお檀家さんのお墓をお参りしているのですが、だからといってお墓参りに慣れているわけではありません。
正太寺墓地のお墓参りには慣れてますけれど、一歩外に出れば素人です。


また、その家々でやり方の違いがありそうじゃないですか。だから遠慮もあってなかなか積極的になれません。難しいです。
やり方を見ていても同じなんですけどね、お花をさしたりお線香に火を付けたり、すすんでやりたいのですけれども、中々。


嫁さんは嫁さんで別の悩みを持っているようです。
「お寺の奥さんというだけで、これからは、こういうことのやり方は何でも知っているように見られるかもしれない。」
確かにそうかもしれません。お焼香の仕方だってそう見られそうです。


もし自分がお焼香の仕方、お墓参りの仕方、何も分からずにそういう場にいたとして、近くにお寺関係の人がいたら、その人はおそらく知ってるだろうから、その人の真似をすれば何とかなると、考えることでしょう。


でもですね、お寺の奥さんて、そうそう人前でお墓参りする時無いですよ。とくに練習もしないですよ。お焼香はそれでも言葉で説明しますけど、なかなか機会もないですよ。10年もすればよく分かるようになっているでしょうけれど、若い奥さんが全部知ってるとは考えずに、あまりプレッシャーを与えないでくださいね。お寺の日常を支えていくのがまず精一杯なんですから。


そんなわけで、今日は、お寺の人間も意外と知らないことがたくさんあるんですよというお話でした〜