書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

稲荷様大祭準備

明日は稲荷様の大祭、いよいよ今年最後のイベントです。大祭が終わると、あとはもう年越しを残すのみ。この年越しがまたなかなか大変なのですが、でも稲荷様大祭が終わるとなんとなく年が越せそうな気がしてくるのです。


稲荷様と言えば、ご祈祷です。婦人部の皆さんに事前にお檀家さんを回っていただき、ご祈祷の受付をしていただいて、引き替えに食券をお渡しします。この食券があると、明日、お寺で昼食を食べられるのです。
この昼食も婦人部の皆さんのお手製でして、その準備のために今日朝から集まってくださり、道具の搬出から洗い物まで、一所懸命行ってくださいました。


みんなで和気藹々と、おしゃべりをしながら、寒さが厳しかったのですが見ている限りでは楽しそうでした。ありがたいことです。
私と師匠は稲荷殿の掃除と準備を中心に作業をしました。昼食会場も作らなくてはいけません。普段はお客様をお迎えする部屋を空っぽにして、ふすまを外して隣の部屋と一つにして会場とします。あわせて16畳。例年通りの人出なら、これだけあればお檀家さんをおもてなしするのに不都合はありません。


今年は同じ地区内で開催される他のイベントに行く人が多数見込まれるので、人出は少なくなりそうな予感です。寂しいです・・・


11時頃にはおおかた準備が整いました。8時からですから、3時間ですね。取りかかってしまえば早いものです。


明日はお役僧が入ってしまったので、ちょっとどたばたとより忙しくなりそうですが、無事にお勤めして、お檀家さんの家内安全、商売繁盛をお祈りしたいと思います。



ところで話は変わりますが、婦人部という名称を、女性部というように変えましょうという流れが曹洞宗内にあるようです。行政はもう変えてましたっけ?
「婦人」という呼称は、女性からしたら抵抗感のあるものなのでしょうか。地域によりけりで、不快に感じる人がたくさんいたりするのでしょうか。
女性を尊重することは、男性を尊重することと等しく大切です。ただ、尊重するというのは、呼称を揃えるとか、そんなことではないと思うんですよ。


婦人という呼称に抵抗のある人がどれくらいいるのか、具体的に調査したこともないですし、どなたかがなされたものもまだ見たことがありません。たぶんあるんだと思いますけれど。差別意識を助長するとか、理由があるんだと思います。


でもですね、私としては、なんだかまだ納得できないんですよ。なんかひっかかるんですよねー。なんだろう?