書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

清源院様晋山式に備えて

昨日は清源院様にて晋山式の練習がありました。いや、晋山式に行われる法戦式の練習と言ったほうが正確です。若い首座さんを相手に、日中にみっちりとマンツーマンで練習をして、夜には主に進行係を担当する方々に集まっていただき、首座さんの動きを中心に法要の練習をしました。


大きな声で何人かの和尚様方と問答を交わすのが法戦式の一番の見せ場。そこに至るまでの式の流れもまた大切で、問答に向けて盛り上げていかなくてはなりません。これは、まだ大学一年生の首座さんにはなかなか難しいことです。


本山で修行して、どんな儀式が厳粛な儀式かを体で経験することで初めて、迫力のある儀式をつとめる下地が整うのだと、私は感じています。それがまだない若い首座さんにはさぞ難しいことだろうと思いつつも、やるからには立派な首座さんをつとめていただきたいですから、ついつい指導にも熱が入ります。


日中の練習の後、2時間くらい休憩してから夜の練習にかかれると思ったのですが、時間はあっという間にたち、私はお寺に戻って晩ご飯を食べてそのまままた清源院様に戻ったという感じでした。夜は夜で10時過ぎまで。体力不足な私はへとへとでした。


でも、首座さんもだいぶへとへとみたいでした。そりゃそうです。よく知らないおっさまばっかり集まってあーだこーだと自分を指導してくるんですから。私が法戦式をしたときのことを思い出してしまいます。


そんなわけで、昨日は日記を書く気力もなく寝てしまいました。こんな日がまだ何日かありそうなのが憂鬱です。口内炎も出来てきました。晋山式が終わり、受戒会が終わるまでは口内炎も無くならないことでしょう。あー、ちょっとしんどいかもしれません。30代最初の乗り越えるべき状況が今ここにあるようです。がんばらねば。がんばらねばね。