書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

今日もお盆、明日もお盆

今日もおときに回ります。お役僧も入ったので、体力がきつくなるのが不安でしたが、案の定。
体力というよりも12時からのお役僧に備えて早めに食べお昼ごはんのために、午後からおときに回ったらいつもより早くお腹がすいて、それでクラクラ来てしまいました。


4軒目での出来事です。お経が終わってお茶をいただきながらお話をしていて、そろそろ次へということで立ち上がって一歩二歩と歩いたところで、くら〜っと来ました。時間は2時半過ぎぐらいでしたでしょうか。まだまだ暑いさなかです。これは、かなりやばいかなと、心配になりました。


数秒でふらふらは収まったのでそのまま炎天下へ出て、数メートル先の道路にある日陰で(今のお宅からは見えない位置で)しばらく目をつぶってたってました。軽自動車がやっとと通れるくらいの道なので、交通量は皆無ですし、この炎天下の中、歩いている人もいません。誰の目も気にせず、日陰で目をつぶり立ったまま休憩です。


その体勢のまま30秒位したころでしょうか。あくびが出ました。大きなあくびをしてふと目を開けると、お腹がすいていることに気がついたんです。もう半分は回ったとはいえ、まだ先の残る道。今からお腹がすいたとなると、この先のお経はかなりきついことになるなと思いながら、途中でお寺に戻るわけにもいかず、がまんして次のお宅へ向かいました。


それから1時間。すでにお腹は胃液で熱くなり続けているような状態で、嫁さんに迎えに来てもらってお寺に帰ると、急いで着替えて台所にあったアンパンを、口に突っ込むようにして食べました。晩御飯も近いので半分で我慢しましたけれど、数秒で一個食べれそうでしたよ。
こんなにお腹がすいたのは久しぶりです。10時半にお昼ご飯を食べたら、そりゃ晩まではもたないですよねぇ。
これだけつらい思いをしていても、話をしてるときは楽しいんですよね。短い時間ですがいろいろとお話をして、一軒一軒、お経を読みにきてよかったと再確認するわけです。



明日は午前の部だけです。少しお休み。あさってからも一日に回る件数は少しだけですが今までよりも少なめになります。大きな山は越した感じです。
それでもまだ一山、14、15日の山門大施餓鬼という山が残っています。体調を整えながら、その日に向けてもうひとがんばりです。