書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

新盆施餓鬼

今日は新盆の方のお施餓鬼がありました。今年は件数が多かったため、二部に分かれてです。こんなことは滅多にないんですけれど。
近隣4ヶ寺のご住職方とあわせて6名でお勤めしました。


亡くなられた順番に、一件(一軒の方がいいのかな、どっちだ)ずつお経を読んでいきます。計20回。二部構成なので半分ずつなのですが、さすがに最後のほうになると声も出づらくなってきて、息継ぎがため息のようになってしまいます。それでもお身内の方にとってはその時しかないのですから、手は抜けません。修行、修行だと言い聞かせてがんばります。


そんなこんなで法要は無事に終わったのですが、一部と二部の切り替え時にちょっとしたことがありまして、もうちょっと大人の対応を出来ればよかったなぁと反省しきりのことがあったんです。


私の欠点として、相手が強い態度に見えると、こちらも強い態度で反応してしまうというのがあります。それが少し出てしまいました。衣を着けている時なので控えめだったはずですが、でも顔が笑ってても目が笑ってなかったと思います。


あんまり細かく書けないのですが、これくらいで分かってやってください。
入出の人間は、なにもなくても声が大きいですから、その点考慮して対応しないといけないんですけれどねぇ、まだあと半分と集中しているところに振って沸いた話だったので、つい考えなしに反応してしまって・・・なんか情けないです。別に何が悪いという話でもなかったんですけれど。



今年の新盆施餓鬼は、苦い思い出の残るものとなりました。おととしは、これは山門施餓鬼のときですが、ケンカの仲裁がうまく出来なくて悔しがった思いがあります。お寺に人がたくさん集まるといろんなことが起こります。それらを、しっかりと和尚として対応できるようになるまでには、まだ少し時間がかかるようです。一つ一つ経験を、しっかりと活かしていかないといけませんね。