書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

お役僧→開山忌

お昼にお役僧。13時半に帰宅。15時からご本寺様で開山忌なので、すぐさま移動開始。


お役僧の会場となった会館が、移動経路から少し逸れただけの所にあったのですが、直接ご本寺様へ向かうには早すぎるという微妙な時間になっていて、仕方がないので一度お寺へ戻ったのです。無駄にガソリンを消費してしまいました。


開山忌では法類寺院が回り番で導師を勤めることになっていて、今年は隣寺無量寺様の副住職さんが導師を勤めました。住職さんは体が万全で無いため、代わりに勤めたのです。もっと大きなお寺の開山忌でしたら副住職では許されないというケースもあるのでしょうが。そういう点では割りと皆さん思考の柔らかい御住職さんばかりの法類で、心地よいです。


その他の配役はその場でささっと決められるのですが、私は侍者となりました。隣寺ということで。本来でしたらがんばってもせいぜい侍香ぐらいしかやらせてもらえないはずなのですが。(侍者侍香というのは、良いお役です。簡単に言うと線香持ちとお香持ち。導師の代わりに運ぶんです。また、法要の最中に導師に何かあればすぐさまサポートするのが仕事です。)


慣れない役なので(言い訳)、他の法要でも勤める度に何かしらミスをするのですが、今日は不思議なぐらいばっちりでした。こんなにうまく出来ること、そうそう無いんじゃ無いかというぐらい。気持ちいいですね。


大きな法要自体が少ない地域なので、なかなか研鑽も積めません。少ない機会で終わった後に気持ちよくなれるよう勤められたというのは、ほんと、うれしいです。


お役僧では維那を勤めさせていただき、開山忌では侍者をさせていただいて、どちらもかなり精神力を消耗しましたが、今日は自己反省会が必要ないぐらい、良い結果でした。次の機会もそうあれるように、がんばろう!