書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

発送作業はやっぱり大変です

一日がかりでお盆の通知文書の準備をしていました。主にお盆のお経(おとき)の日時の連絡です。


昨年までは一件一件電話で連絡していました。でもこれだと、正確に伝わらないことが年に数回必ずありました。最低限準備をしてもらいたいのはお霊供膳です。おときに行く日には、お仏壇にお霊供膳をあげておいていただきたいのです。そうすれば、留守であってもなんでも、とにかくご供養をすることが出来ます。


お霊供膳を作る役というのは、一家の中でだいたい決まっていますよね。その人に、おときに行く日が伝わらないと、お霊供膳が用意されていないという事態になるわけです。これが時々伝わらないんですよね。たまたまその役の人が留守をして他の人が電話にでると、その時はいいのですが、帰ってきた時に伝え忘れてしまったり。


うちでも伝言忘れはよくありますから、そういうことが起こるのは仕方のないことだと思います。なので、郵便で通知をしてみたらどうか、ということになったのです。


例年であれば、直接電話連絡をしない一部の地域のひとにのみ、連絡文書を郵送していたのですが、それが突然ほぼ全お檀家さんに拡大されました。これはなかなか一大事です。文書はA4で2部あって、まずそれらをすべて三つ折りにする必要があります。


次に、文書には名前が印刷されているので、前もって宛名を印刷してあった封筒に、名前を照らし合わせながら入れます。そして封をして出来上がり。


なのですが。


三つ折り作業が重労働でした。なんだかいつまでたっても終わらないように感じられました。社協に行けば紙折り機があるから、それを使わせてもらおうなどとちょっと考えてしまうほどでした。機械でやるとあっという間ですからねぇ。


でも途中から手の空いた嫁さんが手伝ってくれたので、そこからはペースがあがりました。妹も手伝ってくれましたし。普段仕事でやっているらしく、要領が良いんですよね。嫁さんも前の仕事でやってたようなので、やり方の説明いらずで助かりました。


昨日今日と、お寺の仕事であっても家族中で取り組んでいて、改めてお寺というのは家族経営と似たようなものなのだと実感しました。いわば職場で生活しているのですからそうなってしまうのは当たり前なのですが、そうは言っても家族の協力がなければ始まらない仕事です。文句も言わずに協力してもらえて、ほんとうに感謝です。


これから先も、家族で協力しながらお寺を維持・発展させていかなければなりません。いつも欠かさずに家族に感謝して、お檀家さんのためになるお寺であり続けたいと思います。