書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

葬儀

先日亡くなられた、隣寺のご住職の御母様の葬儀が行なわれました。お寺が火事にあい、その時に亡くなられてしまわれたのです。


それからおよそ一月半。葬儀を行なおうにもお寺は全焼でどうにもならず、ある程度落ち着いてからということで、49日にあわせて、葬儀場を借りて行なわれました。


私も隣寺の副住職ですから役僧としてお手伝いしてきました。葬儀のあと、納骨するべくお寺脇の墓地へ行ったのですが、お寺へ来るのは火事見舞以来でした。あのときはまだ本堂位牌堂ともに火事にあったままになっていたのが、今はもうすっかり片付けられていて、なんだか寂しさを感じました。


お盆にはここでお施餓鬼をしたのにと火事見舞のときはつらかったのですが、今回もそれが思い出されて。年に数度の私ですらこうなるのですから、ご住職やお檀家の皆さんは、さぞかし辛いんだろうと思います。


無常です。この世は無常です。仏教ではそれをひたすら説いています。
…そうは思っても、やっぱり辛いです。