書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

お祭り

地元でないところのお祭りへ行って来ました。
入出よりもなんだか活気があります。規模は入出のほうが大きいはずなのに。
多少の悔しさを抱きつつ、夜店をまわり、気になった食べ物をちょいちょい買って食べました。


これはですねぇ。おいしいですねぇ。お祭りの雰囲気というのを抜きにしても、おいしかったです。正直びっくりしました。


神社にもちゃんとお参りしてきましたよ。
神殿(?)にいる氏子さん(役員なんでしょうね)たちの反応がおもしろかったです。二礼二拍手一礼をちゃんとしようかと思いましたが、周りの雰囲気に合わせて、お賽銭を入れて、鈴を鳴らして、手を合わせて一礼してきました。うーん、仏式だなこれでは。
その礼をした瞬間、それまで直前にお参りした人と話していた氏子さんたちが一斉にこちらに注目したんです。そして、沈黙。


小さなお祭りで神社まできてわざわざお参りしていくのは、その地区の住人に決まってます。誰か分かれば話しかけようと構えたのでしょう。でも、そこにいたのは見たこともない青年。きっと、頭の中は
「誰?」
という疑問符でいっぱいだったんでしょうね。その一瞬の間が、何とも楽しかったです。


神社仏閣は大好きなのです。それも、参詣者がいっぱいいるようなところではなく、山や森の中にあって、小さくても厳かな雰囲気のあるところが特に。そういう雰囲気に包まれていると、ほっとします。
これこそが、今の宗教にもっとも必要なものなんじゃないかと、勝手に考えてしまうほどです。