書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

かまずに話すには

お年忌のお経の後は、お説教をします。法話と言った方が響きが良いでしょうか。でも、仏の「教えを説く」わけですから、お説教ですね。


いつも違ったテーマの話をするわけではなく、たいてい同じ内容を話します。一般的に、聞く側はいつも違う人ですから、その時に伝えたいことを何回もいろんな場で話すんです。


何回も話しているとだんだんとこなれてきて、内容は簡潔になり、分かりやすく、聞きやすく、時には笑いを誘うような言い回しを出来るように、、、なったらいいなぁというところですが、なかなかそうそううまくは、でも回数をこなせば話が簡潔になるのは確かです。自分でも実感できるほど、短い内容で、より的確に表現できているのが分かります。


でも、それでも、


噛むんです。


噛んじゃうんです。


大事なところで。ゆっくりはっきり話そうと心がけているのですが、一番伝えたいところではどうしても熱がこもってしまって口調が早めになります。そして、、、噛む。


せっかくうまくいっていたのが台無しです。
今度こそ、今度こそと気を付けるのですが、力が入るとどうしてもなってしまいます。
もちろん今日も。


次回こそは、せめて噛まずにお話ししたいものです。聞いてくださる方に申し訳ないですから。