書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

お逮夜

本葬儀の前日、お逮夜。お通夜ですね。受付の係にとっては一番忙しい時間帯です。


今回は密葬がなくいきなり本葬なので、誰が来るか分からない状態で受付をします。これはなかなか混乱するんです。


受付の係は私を入れて3名。この人数で香典を受け、香典返しを渡し、謝誼と呼ぶお礼も渡します。相手によっては謝誼の代わりに換菜という名前でお礼の代わりを入れたり、謝誼も合わせて渡す人がいたり、そもそも香典返しの中身が違うものを渡す人だったり。


混乱を極めます。


お金を預かって出し入れしますから、間違ってはいけませんし、残金がちゃんと合っているかも確認が必要です。今日のところは、無事に合いましたが、これが合わずになかなか帰れないことも珍しくありません。


私はお膳立てをするだけで、他のお二人がすさまじい活躍ぶりで、見事な受付でした。なにをするにもレスポンスが早い。私がやっているときとはちょっと違った雰囲気でした。


いや、私もその場にいてちゃんとやってますけどもね。


それでも、諸々おわって全体の解散がかかったのは20時でした。へとへとです。片道1時間近くかかるので、今夜は近くに宿を取りました。昨日の時点で、禁煙シングル最後の一部屋でした。あいててよかった。車で10分ぐらいの距離ですから、非常に楽になります。朝食バイキングもついているんですが、新型コロナのせいでちょっと怖いので、近くのコンビニでサンドウィッチでも買う予定です。


朝食バイキング、好きなんですけどね。でも一泊6,000円で朝食付きなんて、すごいですよね。なんでそれで経営できるんだろう・・・

観音霊場会の総会が開かれました

小規模な集まりでも自粛しなくちゃならない雰囲気ですが、霊場会の総会が予定通り開かれました。会場は東海地方の名刹可睡斎にて。ネットミーティングで出来ればいいのですが、望むべくもなく。なかなか難しい判断をされたんだと思います。


議題豊富で2時間半に及びましたが、基本的には提案通りに議決です。事務局手当が少し変更されましたが、負担が極端に大きい会計さんのお手当が雀の涙からカラスの涙に変わったぐらいで、これについては5年に一度の記念大会のための積み立てを削ってでも、もっと手当を出したらどうかと思って少し口を挟みましたが、他の話題に流れていってしまいました。


PTAと同じで、事務局も会長も引き受け手がなかなか決まらずに毎回悩みの種です。任期が5年というのもありますが、それにしても、避けられがち。手当が魅力的であれば手を挙げる人も出るかもしれませんし、そうでなくても口説きやすくなります。


PTAも、会費を上げて役員手当が出るようにしたらいいのに。会長は年10万とか。僭越ながら、毎年やらせていただきます。


正太寺では、お寺の事業として西国の観音霊場を巡り、いまは坂東の霊場を回っているところですが、盛り上がりの違いがありすぎます。お寺の規模事態も違いますが、参拝客の人数が段違い。


坂東の札所もどこも古刹で、歴史上の有名な出来事との関連があったりするのですが、我々以外に参拝客がいないこともざらです。なぜそこまで差があるのか。西国坂東秩父で100観音というのは昔から有名な巡礼地なのに、どうして西国だけが繁盛しているのか。


近代に差が付いたのかもっと前からそうなのか、それともここ数十年の話なのか。遠州音霊場を盛り上げるためにも調べてみる必要がありそうです。


その視点で、もう一度西国を巡ってみようかな。一人で行くにしてもかなり大変だけれど。

本葬儀の打ち合わせ

先日ご住職が遷化されたお寺さんで、本葬儀に向けての打ち合わせ会が開かれました。受付の係となってますので、打ち合わせは非常に重要。遺弟(残された弟子)さんの代わりとなって、会葬のお寺さんをご案内するのが受付の大事な仕事。ですので、遺弟さんと意識の共通化をはかっておかなくてはなりません。


ところが、遺弟さん、このタイミングで来賓のお寺さんにご挨拶に行くということで、会の冒頭で挨拶してすぐ留守となってしまいました。本葬儀までに時間がない中、先方の取れる時間がここしかなかったようで、お忙しい方なので仕方ないなぁというところ。


一緒の係の方と出来る準備をしているうちに戻ってみえましたので、葬儀を取り仕切る方々との打ち合わせ内容と合わせて簡単に確認をすることは出来ました。十分です。


事前準備も7割方済んだので、後は当日で何とかなるでしょう。他の配役寺院集合時間の30分前に受付は集まりましょうということで、解散となりました。


それでもちょっと心配なので、一人少し早めに行こうかなぁ。

浜名湖一周ドライブ

新型コロナウィルスのためになかなか出かけづらい状況になってしまって、法事の予約のない今日はせっかくどこへでも行ける日なのにどこへいっていいのやらという一日でした。

最終的に、浜名湖一周旅行へ。途中、伊左地自然緑地の水車小屋へ寄ったりして、2時間半ぐらいかかったかな。でもこれなら家族から以外はなにもうつりません。安心。いや、私が色々出かけるので私が一番危なかったりするので、あんまり安心じゃないかも。

そういえば。思い返してみると、先週お役僧で伺った葬儀では、誰も咳をしていませんでした。この時期の葬儀なら咳き込んでいる人が数人いても珍しくないのですが、きっとみなさんそれぞれに気を遣ってらっしゃるんでしょう。

私も熱があったりしたら、それが37度台という軽めの発熱でも、法事や葬儀はやっちゃいけないとなるのでしょうか。師匠に代わってもらおうにも、同居しているとそれもNGなのかな。まあそもそも、同居NGはともかく、発熱しているのに働こうということ自体が豊かな人間生活からは反していることになりますよね。それが徹底している社会ならば、きっと近隣の住職が代わりに葬儀を取り仕切ることに誰も異論を挟まない社会になっているでしょう。となるとこんな悩みも生じないわけで、お釈迦様がお示しくださった世界に近いんだろうなと思います。憧れるなぁ。

浜名湖一周ドライブで、少し頭がスッキリした気がします。モヤモヤしたら時々一周しに出かけようかな。檀家さんで、ほぼ毎週自転車で一周してらっしゃる方がいますが、さすがに真似できません。車で、安全運転で、欲張らないことにします。

新型コロナのせいで法事も大変

 しばらくの間、法事の際にも今までとは違った気遣いが必要になります。今日は法話を省略しました。先週、お役僧で葬儀に2件出ている私は、比較的感染リスクの高い環境にいたことになります。今のところ近隣で感染された方は出ていないようですが、葬儀の場にいた人がどこから来た人かなんて分かりようもありません。


ですので、飛沫感染を防ぐべく、なるべく参列の方の前で話す時間が短くなるように。念を入れればさらにマスクの着用を、となるのですが、聞き取りにくくなるでしょうし、判断に迷うところです。


こんな調子では、そのうち法事も自粛となってしまいそうです。ご先祖様も無理をしてまで供養してもらおうとは思わないでしょうが、お布施収入が減ってくるとお寺は干上がってしまいます。不動産収入とか、あればなぁ。無い物ねだり。


すでに経済的な影響が出てきています。Facebookを眺めていると個人で商売をされている方は同様に申告な売り上げ減を予想して対策を始めているようです。大きな会社は大きな会社で大変でしょうし、ウィルスにやられるのが先か、経済的に追いつめられるのが先か、という暗い様相となっています。


とはいえ、若い世代に限定すれば、死に至るほどのケースは稀。0.2%ぐらいのようです。インフルエンザが0.1%といいますから、倍ではありますが、ペストのような恐ろしさではありません。元になっているデータは中国武漢のデータだと思いますが、BBCが報じていたようです。私のような40代で0.4%、そこから上の世代はグンとあがってしまいますので、より注意が必要です。


というわけで、法事で気を遣わざるを得ないという話に戻るのです。お釈迦様なら、そこで法を聞けるなら命がけで行けとおっしゃりそうですが、私は檀家さんにそこまで迫れません。この嵐を乗り越えてから、じっくりと聞いていただきたいと思います。私がお釈迦様に怒られておきます。


流行が始まったとして、それが収まるには、結局のところ、多数の人間が抗体を獲得するしかないようです。そして予防ワクチンと特効薬。それが整う前の間に、重症化しやすい高齢の方が罹患した際に十分な医療が受けられるよう、そのための医療リソースを確保するためにどうするべきかを専門家が考えた末に出た答えが、現在国から出ているいろんな情報なのだと思えば、とりあえず従っておくしかありません。


流行のスピードをなるべくゆっくりに。でもよくよく考えると、一度は流行しないとどうにもならないってことなのかも。人間の暮らす世界が厳しい自然界なのだと言うことを、嫌でも認識させられますね。

アルミロールマットを買ってきた

キャンプの時、寝袋の下に敷くアルミロールマットを買ってきました。ちょうど土砂降りの最中にカインズホームに到着。雨にも負けずに5人分のアルミロールマットを抱えて帰ってくる父。

楽天市場内のお店だと似たようなものが500円台ですが、カインズホームでは600円台。荷造り段ボールの開梱や処分の手間を考えたら100円ぐらい高くても…ガソリン代は、家族みんなで夕食を食べに行くついでなので、ノーカウント。

どんなものか一目でわかるように、楽天市場内へのリンクを貼っておきます(このお店で買ったわけでもないですし、アフィリエイトリンクでもないです)。厚みも同じ8mm。ゴロンとしてみたい。

item.rakuten.co.jp

結構嵩張るので、他のキャンプ道具と合わせると車に乗るのかちょっと心配になってきました。でも、夏場でもマット欲しいですからねぇ。一応、テントに合わせた敷きマットも買ってあるのですが(セットになっていてかなりお得だった)、それだけだとまだちょっと地面が気になるという話でしたので。先日試しに貼った時にはマットまでは敷かなかったんです。春秋キャンプなら、寒がりの我が家にとってはどの道追加で欲しいだろうと判断しました。

新型コロナウィルスへの感染を避けつつお出かけするには、キャンプはなかなか良い選択肢ではないかと思います。まだちょっと、ペグの数が足りなかったりしてるので、不足品をチェックして買い足さないといけないですけど、3月中にはどこかで一泊したいです。

器も使い捨ての紙のものではもったいなくなるので、金属製のものが欲しくなるなぁ。陶器は割れちゃうと困るので金属製。ちょっと深さのあるお皿のような丼のようなものを人数分買えば、だいたい使い回しが効くでしょうか。キャンプの本にチェックシートがあったので、それを見ながら確認しなくては。

この三連休中に駐車場キャンプをしてみたかったのですが、子供が2人も風邪気味なのでちょっと無理かな。うちの子たちであれば、無理すればほぼ間違いなくひどくなりますから。

でも、ちょっとずつ揃いつつあります。金額の嵩張るものはもう揃ったし、あとは家計へのダメージを考えつつ、無理せずに揃えようと思います。足りなければ足りないなりに工夫するのも良いでしょうしね。食材の入っていたトレイだって水で洗えばお皿になるわけですし。楽しみだなぁ。自分がどんな感情を持つのか、まずはそれが楽しみです。

予定変更。これは想定してなかった。

同じ宗務所管内の御老僧が御遷化の報あり。教区は違うものの、本葬配役をお願いされ、頼られるうちが花ですのでありがたくお受けしました。

ただ、ちょうど葬儀の日取りが、自分の予定とかぶるのでした。みのはんさんへ椅子を見せてもらおうと本社のある土岐市まで行く予定を組んでいた日だったんです。

友引ではないので予定変更の可能性は常に持っていたのですが、この方面からの影響までは想定していませんでした。

どんなお仕事をされていても、突発的な事態による予定変更というのはあるものだと思いますが、やはりお寺はその機会が多いように思います。そんなこともあって、家族で旅行へ行くにしても、ホテルは前日でもキャンセルの効くホテルやプランを選びますし、最初から参加を諦めるイベントもあります。FileMakerセミナーとか行ってみたいんですけど。

キャンセルを念頭に予約なんかをしていくと、結構割高なんですよね。急にキャンセルされるのが一番困るんですから、そうしたプランが割高になるのは仕方がないとはいえ、その頻度が多い人間にとってはなんとも辛いです。キャンセル不可のプランだと割引が大きいんですよねぇ。

沖縄や北海道へ家族旅行で行く時なら、キャンセル不可プランを利用することもあります。檀家さんの訃報であってもそもそもすぐには戻れないので、長くても2泊3日の旅程ですのでそれを完遂して戻ることを選択することも考えています。もちろん、檀家さんと相談の上ですけど、そもそも急に飛行機の席が取れなければ戻れないわけで。私だけが1人戻っても妻が途方に暮れますので、家族5人分の席を確保となると、金額的にも大変です。飛行機は、早い時期に予約すればするほど安くなり、出発日が近くなればなるほど高くなります。その辺も考えると、お檀家さんに了承してもらった上で、予定通りの便に搭乗するのが一番なんですよね。

大変申し訳ないことではありますが、親でもありますので。

沖縄行きたいなぁ。次にお金が貯まるの、いつだろう。来年行けるかなぁ。ちょっと無理だよなぁ。ブログの広告収入、確定申告しなきゃならないぐらいの金額にならないかなぁ(主たる給与以外の収入が20万円を超えると確定申告が義務になります)