書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

2週連続の一回目

今週来週と、同じお檀家さんのところへ法事に伺います。車で1時間半弱。大半が高速道路ですので、移動距離としてはそこそこです。

2週続けてなんて、普通でしたら一度にまとめてお勤めするわけです。お寺の手抜きというよりは、お施主さんも親戚も、2週続けてはどう考えても大変ですから。でも今回はそうはいかない事情がありまして。

たまたまなんですけれど、四十九日と一周忌という組み合わせ。正太寺では、一周忌までは、ほかの仏様とあわせて法事にすることは避けましょうと、しています。常々そう言っていますので、今回はどうしても一緒にまとめるわけにはいきませんでした。

お施主さんとしてもおそらく同じお気持ちだろうと思っています。

2週続けて法事を営むお施主さんの負担を考えれば、私が車で移動する負担など、軽いものです。

ただ、寒かった。ここしばらくの寒さは今までとは様子が違います。湖西あたりでも寒いよりも冷たい感覚が強いです。あまりないことです。今日は西へ1時間半移動しましたが、こちらはまだ所々に雪が残っていました。結構降ったんだそうです。そしてお墓の花立ての水は凍ってしまっていました。風を遮る建物もないので、頭が冷たい…

それでも、お施主さん一家とは非常に和やかにお話もできまして、心温まる時間を過ごすことできました。私は温かさを差し上げられたか心配ですが。帰り際に、また来週、というご挨拶もなかなか無いことなので、なんだかつい笑ってしまいました。故人を偲ぶ日ではありますが、しかし笑顔でご一緒できるというのは、幸せなことだなと、つくづく感じました。