書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

お団子作り

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雨の降る中、法事。お施主さんと事前打ち合わせをする中で何か言葉の行き違いがあったようで、お施主さんは自宅での法事を希望しているのに、なぜか位牌堂で法事を営むことになってしまいました。

ご自宅に伺う予定で準備をしているところに、次々に到着されるご親戚。非常に慌てました。ご親戚方もご自宅へ行ってから説明をされてお寺へ向かってこられたようで、余分なお手間をとらせてしまったようです。

この度は大変ご迷惑をおかけしました。もう何が何やらですが…

若干の動揺を含みつつ法事が始まったわけですが、私は始まってしまえば集中できます。お施主さんはじめ、ご親戚方はどうだったか心配ではありますが、お勤めとしては、しっかりできたものと自負しています。

そして幸運なことに、お墓参りのタイミングになったら雨が止んだのです。お墓へ移動し、お経を読み始めたぐらいでまたパラパラとし始めましたが、大ぶりにはならず、良い具合にお参りができました。

みなさんがお寺へいらした頃の雨でしたら、お墓参りは断念せざるをえないほどでしたから。

そうして過ぎ去っていった午前中。午後からはお団子作りです。明日は彼岸の入り。お彼岸といえばお団子。正太寺では、彼岸の入りと中日の二度、お団子をお供えします。

前の日に用意をしておいて、当日の朝は、蒸すだけにしておきます。今回は米粉を1kg使用。例年ですと1.5kgなのですが、この500gの差が、労力にかなりの影響を及ぼします。

今日は都合により、母と私の二人で作ったのですが、ここのところ急に衰えをみせ始めた母にとっては、500gの差は本当に大きなものなのです。

あ。不慣れな私にとっても同じくらい大きな差です。

正直申しまして、1kg分のお団子ですと、ちょっと足りないんです。師匠から少ないなぁと言われる量なのです。まあでも、勘弁。今年は1kgでいきます。

米粉に熱湯を入れてこねる段階は、私が担当しました。お湯が少し多かったのか、若干柔らかめに仕上がりました。あまり柔らかいと、蒸した時に団子の丸が潰れてしまって、大変なことになります。とても心配です。でも、柔らかい方が食べた時は美味しいんですよねぇ。ここが難しいところ。

明日の朝、潰れずに出来上がることを願うばかりです。