総代をお勤めいただいた方が、亡くなられて、本日ご葬儀でした。私が副住職になった当時の総代さん。副住職就任記念に衣を寄付していただいています。いまも法事のたびに、つけている衣です。約20年着続けて痛みもないので、たぶん生涯着ることができると思います。大切に着続けようと思います。
あのときの総代さん方の中で、最後のお見送りとなりました。とうとう皆さん行ってしまわれた。寂しいです。
あの頃、右も左も分からないまま毎日に翻弄されていた私も、いつの間にか住職となり、葬儀に際しても落ち着いて勤めることが出来るようになりました。少しは成長したと、感じていただけたでしょうか。
先代のみならず、先々代のことも知っている世代ですから、比べられるとちょっと辛いですが。
負けないようにがんばります。
最近は、葬儀のたびによく知っている方を送ることになっています。当然といえば当然ですが。何かどこか、えぐられるような思いを常に抱いています。この思いを抱き続けてずっと勤めることになるのか、それとも次の段階があるのか、僧侶といえどもそこは個人差があると思うのですが、私の場合ははたしてどうなるのでしょうか。次の段階があるとして、それが今よりも辛いものだとしたら、できたら進みたくないと思ってしまいます。
そんなにタフな精神ではないと自覚しています。壊れる前に、勤め終えたいと、切に願います。