書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

仕事して、仕事して、仕事して。

久し振りの休日であった昨日を終えて、今日はまた仕事仕事。ゆったりとした時間の流れた機能が嘘のようで。


日中ばっちり仕事して、時刻は晩。同年で友人の親父さんが亡くなり、お通夜がありました。お檀家なのです。


普段は住職か私のどちらか1人でお勤めするお通夜。住職に他の予定が無いので住職が勤める状況でしたが、同年として参列するべき立場の私は、どうせならと一緒にお通夜をお勤めすることにしました。


亡くなられた親父さんは私の母の同年でもあるし、正太寺の世話人経験者でもあるので、住職もまた自分が勤めたい気持ちが強かったと思います。


久し振りに2人で勤めるお通夜。ちょっとやりにくかったですね。2人でお経を読むというのはなかなか難しいものです。息継ぎのタイミングが重なると、お経に間が出来てしまいます。1人で読んでいるときは息継ぎで間があくのは当然ですが、2人以上で読む場合は間が出来ないように読みます。


でも2人だと、息継ぎのタイミングがたびたび合ってしまうんですよ。声の出方から、自分の息継ぎと重なりそうだなと感じたら、早めに息継ぎをするか、お腹に力を入れて住職の息継ぎが終わるまで乗り切るか、どちらかを選択します。


普通はそうやってうまく回避するのですが、時折、不意に息継ぎが必要になったりして、そういう時に限ってタイミングがばっちりと重なってしまうのですよね。


遺影の写真がとても良くて、涙声になりそうになるのをこらえながら、この時は、2人で良かったと。


明日は葬儀。引き続きしっかりとお勤めしようと思います。