書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

新年宗務所役員会

いよいよ役員会当日。集合時間は11時ですが、いつもの出勤時間に出て予習です。水曜日の職員会議では頭に入れきれなかったので。


私の担当する部会で主題となる檀信徒研修会について、各社から提案していただいた旅程プランをじっくりと読み込みました。ただ、部会の時間は短いです。他にも議題がありますから、旅程プランを比較する時間はかなり短くなります。


要領よく説明しなくてはならないのですが、なるべく旅行社さんのアピールポイントは拾ってあげたいし、難しいです。


自分が旅行社からの提案説明を受ければもっと熱意を伝えられるのでしょうけれど、その役を教化主事さんから奪う気はありません。社名を伏せた統一フォーマットに落とし込むだけでも大変そうですもの。


そうなのです。社名を伏せて検討するというのが大前提なので、どのプランがどの社の物か知っているのは、教化主事さんだけです。所長ですら、知りません。


これは、旅行社を選定するに当たり、よからぬ行為が有りはしないかという批判を避けるためです。公平な目でプランを比べて、その上で営業担当者(当日は添乗員)の資質、同行する他の添乗員の資質なども含めて検討したいところですが、いくら公平に比べたと当事者が胸を張っても、そこに疑いを抱かれる可能性は残ります。人間ですから。


痛くない腹を探られるのはだれだって嫌なことです。ですので、苦渋の選択として、社名を伏せるのです。役所なんかでもそうでしょうね、きっと。


どんなにプランが良くても、当日の添乗員さんがあまり不出来で有れば元も子もないわけですが、良いプランを立案出来る人は、当日も優秀で有る、という出れも立証出来ない可能性に賭けるしかありません。


職員がなるべく全員帯同するというのも、何かしらの際にフォローする要員として、ですからね。


というわけで、役員会では、部会に分かれた後、教区長さんに私のたどたどしい説明を聞いていただき、少し時間オーバーしただけで、旅程プランの決定を見ました。自動的に旅行社も決定したわけで、その場で発表されました。


そういえば、他のプランはそれぞれどこの社の案だったのかなぁ。来週聞いてみよう。各社それぞれ特徴が有って、選ぶのに難儀をしましたから。


役員会では他にもいろいろと議題が有りましたが、私にとっては最大の山場を越えたわけです。檀信徒研修会については、参加者がそれなりに集まり、当日が無事に過ぎれば、十分満足な結果となるでしょう。


役員会終了後、懇親会。20時前には散会となり、今年の新年役員会も無事に終了しました。疲れた〜。


実はちょっと無事では無い箇所も有ったんですけどね。当事者は、私。はい。さすがにここでは口をつぐみますよ〜。