書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

布教師会総会開かれる

東海管区の布教師会会員が一堂に会して、布教師会総会が開かれました。構成メンバーは、宗務所布教師、宗務所梅花講師、宗務所青少年教化員、宗務所職員、管区センター職員、管区センター布教師、だったかな。まあだいたいこんな具合で。


でも、出席率はそんなに高くないのです。第四宗務所からは、ほぼ職員のみ。職員以外は三名だけです。ありがちですね。


それゆえに、数を稼がねばならず、職員は出来る限りの出席をしている、と言うわけです。他の宗務所の事情は、どんななのか気になります。


朝7時半に三ヶ日のお寺さんへ集合・出発し、9時頃に会場である永平寺名古屋別院へ到着。10時開会式、総会、布教協議会、昼食、記念講演、人権学習、閉会式となっています。


記念講演は、今年は元東海テレビアナウンサー、現在はフリーで活躍している稲葉寿美さん。きれいな方でした。自分の言葉を伝えるために、いかにすべきかという点を中心に、アナウンサーの経験からのお話しをしていただきました。


主題の部分も大変興味深く、即座に活かせる内容でしたが、導入部の、スポーツ選手にインタビューをする際の苦労話もまた、楽しめました。なかなか聞けないですからね。


途中に滑舌の練習がありましたが、最近は口を大きく開けてしゃべれない人が増えているという指摘がありました。僧侶でも、わざわざ滑舌を悪くしてお経を読む方、多いですよ。ならかめで音楽のように聞こえますが、何を言っているか分からない、というもの。


私はなるべく滑舌良くお経を読むように、またお説教の時にも気をつけているつもりですが、やはりまだまだ足りないようです。こうして直接プロの滑舌を聞くと、力不足が身に染みます。


いただいた滑舌練習の例を参考に、訓練を重ねたいと思います。


職員の車に乗り合いで現地に向かったわけですが、あるお寺の住職のお母様が亡くなって、今日はお通夜に行かねばならないという職員が複数名居ましたので、1台の運転手である私も含めて半数が、記念講演を拝聴した段階で帰ってきました。16時解散の予定が、その時間には三ヶ日まで来ていましたから、ずいぶん早く帰れてしまいました。


その後の人権学習も、猿回しをされる方のお話しという事で、どのようなお話しなのか大変興味がありましたが、致し方ありません。人権主事さんは残られたので、後日概要を聞かせていただこうと思います。


それにしても記念講演、良いお話しでした。毎年、良いお話しを聞かせていただいてます。来年はどのような方にお願いするのでしょうか。今からの楽しみです。