書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

お稲荷さまのおまつりも無事終わり

日記だからいちいち「おまつり」と文言をつけていますが、入出の中では「お稲荷さま」と呼ばれている今日のおまつりが無事に終わりました。

名前だけで呼ばれるおまつりって、特別感ありますよね。どこのお寺でもそうしたおまつりが存在しているはずですが、でもそれって当たり前のことではなく、長く長く続けられてきたからこその成果です。私も未来に長く続くように努力しなくては。

今年は感動した出来事がありました。

今までのお稲荷様では炊き出しを行なっていました。コロナ禍以降、助六弁当を代わりに持ち帰ってもらうようにしたのですが、それ以外は通例通りに行っていました。

婦人分の役員さんに、お稲荷さまの案内と、食券を配ってもらい、代わりに奉納米として千円を集めてもらっていたのです。昔ながらのやり方ですが、これって結構強制力のある集め方で、断るのが難しいという方もいたことでしょう。

今回それを改め、今日、奉納米として千円を納めてもらい、お札の授与と助六弁当を渡すようにしたのです。婦人部役員さんの負担軽減が目的でしたが、正直、今までと同じように皆さんがお札を求めてくれるか不安でした。

しかし蓋を開けてみれば、例年通りに皆さんがお参りに来てくれました。本当にありがたかったです。それと同時に、檀家さんのお稲荷さまを大事に思ってくれている気持ちも強く感じることができました。

今までの当たり前を、形を変えても当たり前にしてもらえる。こんなに嬉しいことはありませんね。

正太寺の住職として、私の少ない語彙では表現できないほどの幸せを感じた一日となりました。皆さん、ありがとうございました。

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