書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

思いがけない訃報

実は旅行中に、あるお寺のご住職の訃報を受けていました。宗務所の同僚が副住職を務めるお寺です。具合がよろしくないとは聞いていましたが、こんなに早いとは。

体調悪化を受けて、住職交代の手続きを予定よりも早めて進めていたのですが、それでも間に合わず。なんとも早い旅立ちとなりました。僧侶ですから、お互いに覚悟は出来ていたとは思いますが…

木曜日に密葬儀。つまり明日はお通夜です。同僚とはいえ教区も違うし、法系も異なることから本来ならば参列するのみとなるのですが、密葬儀ということで少人数で勤める都合上、受付の人員が欲しくなったということで、今日の打ち合わせから顔を出すことになりました。

用事があったので少し遅刻して到着しましたが、幸いにも話はまだ始まったばかりというところのようで、違和感なく入り込むことができました。宗務所に長くいさせていただいているため、違う教区とはいえありがたいことによく知ったお顔ばかり。安堵です。

隙をついてお悔やみのお線香をあげさせていただきました。そして無事に打ち合わせも終わり、たくさんの準備を抱えて帰路につくことに。とはいえ、密葬儀の場合は香資(いわゆる香典のこと)は辞退しますので、お金の出入りはほとんどありません。準備さえ整えておけば、当日はさほど忙しくありません。

なんて思っていたら、記録のための写真を撮って欲しいと頼まれまして、一気に忙しい気配が出て来ました。受付の準備ももちろんですが、カメラの用意もしなくてはなりません。家族で出かける時のような気軽さはありません。メモリーカードに予備バッテリー、カメラの設定、諸々確認をしておかなくてはなりません。

明日は宗務所で職員会議もあるので、うーん、どうしよう。朝早く宗務所へ出て仕事を片付け、会議終わり次第お通夜に急行、かな。受付は早めに座っていないといけませんので、ちょっと焦ります。

写真を撮るために荷物がグンと増えましたが、頼られるのは嬉しいものです。がんばりましょうね。