書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

出発してから開式時間の間違いに気付く

前所長さんのお母様のお通夜へ向かいます。日中は暮れのおとき。回り終わって休憩をして、さあ出発。

出発後数分してから、念の為に開式時間を確認すると、30分の勘違いが発覚。それも、遅く勘違い。早めに出たものの、ちょっと厳しいというぐらい。気が急く思いと、安全運転への思いと、それをなんとか落ち着かせる心がけとで、なんとか無事に到着。ただし、開式5分前。夜風が強くて寒かったのですが、全然気になりませんでしたね。

開式5分前到着でこれから改良衣から着替えなくてはならないというのに、受付で名簿についてのご質問。後輩から。開式に間に合わせる気がないでしょう…

もっとも、その名簿、原型は私が作ったものですね。住職の密葬儀受付のために整えたエクセルファイルで、本葬儀と違ってどなたが弔問においでになるか分からないので、寺籍番号という、曹洞宗のお寺一軒ずつに宗務所単位で割り振られている番号を入れると、自動的に寺院名や住所までもが表に入るという代物です。我ながら便利。その表を広げたい場合にどうしたらいいかという質問でしたが、答えは簡単で行単位でコピーするだけ。それぞれのセルに、別シートのデータを拾い上げる関数が仕込んであるだですから。でも、作った人か、私のようにすぐに中身を知りたがる人でなければ、気づかないですよね。この知りたがりの性格は、いろんなところで自分の成長に役立っていると感じています。

結局、開式時間に着替えは間に合わず。策略にはまった感じです。その後着替えて参列するものの、本堂内はすでに入れず、本堂と庫裡の間で参列しました。式後の前所長さんのご挨拶に、お母様へのいろんな思いを感じて、今度はゆっくりと帰路につきました。お通夜ではありますが、良い式でした。