書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

私の頭は一分刈り

普通お坊さんというと、カミソリで髪の毛を剃っているイメージですが(宗派によっては長髪が当たり前の所もあります)、私の頭はバリカン一分刈り。それも床屋にて。


修行中はとうぜんカミソリで剃っていました。でも、風邪をひきやすかったのです。上山して間もなく風邪をひき、こじらせてすっきり治るまでに2ヶ月ほど要したのではないでしょうか。返事から何から大声を出さなくてはなりませんでしたので、風邪で荒れた喉をさらに酷使するのはしんどかったのを覚えています。声も出なくなりかけたし。


それ以来なのか、頭から風邪をひきやすくなりました。今でも床屋さんへ行って短くすると、だいたい鼻水が出たり喉がおかしくなったり。そのまま風邪になってしまう事もたびたびです。


こういう経緯があるために、私は頭を剃るのにものすごく抵抗があります。体調を崩すのが目に見えているわけですからね。ですからいつも、一分刈り。寒い季節は二分刈りですよ。それでも体調に影響が出ます。


体が弱いのか、自律神経が正常に働いていないことが影響しているのか。


カミソリで剃るだけなら、忙しいときでも少し早起きして剃ってしまえば、どんな法要に出ても頭だけはOKなのですが、床屋さんでバリカンとなると、その時間が取れずに少し髪の毛が伸びた状態で法要に出る事もままあります。


それがちょっと、気になっているのです。出来ればきれいな頭の方が、見栄えもしますしね。体調と天秤にかけたら比べるまでもないのですが。