書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

檀信徒研修会3日目

いよいよ最終日です。昨年の今頃から企画が始まっていましたので、一年がかりで準備してきたことになる研修会です。万感の思いです。


ほとんど教化主事さんがやっていたわけですが。


最終日は観光のみとなり、主な行程は帰路となります。せっかく鹿児島へ来たと言うことで、篤姫ゆかりの地を訪れ、ボランティアガイドさんの説明を聞きながら散策をしました。昨年の大河ドラマによる篤姫ブームのために結成されたボランティアガイドチームだったらしいのですが、今年に入ってからもたびたびガイド要請があるため、引き続きボランティアでガイドを続けていらっしゃるそうです。


普通に歩いていたら単なる海岸沿いの町並みなのですが、ガイドさんの説明があるおかげで、江戸末期の世界へとタイムスリップ出来ました。短いコースでも40分あります。その間のガイドを無償で引き受けてくださるガイドさんに、感謝です。


その後は薩摩揚げとかるかんの製造工場を見学、奄美の里奄美での昔の暮らしぶりや大島紬の出来るまでの工程を見学し、昼食をとり、鹿児島空港からセントレア、そして各地へと帰路につきました。


昨日一昨日と揺さぶられた心を、今日一日で整えるための時間だったように思います。


それにしても。
今回の旅で飛行機がちょっと嫌いになったかもしれません。前回搭乗したのは新婚旅行の時のジャンボ機でしたから、揺れなどもそんなに感じませんでしたが、今回は国内移動ですので横に5列しかない機体です。天候も少し乱れていて、離陸前の時点から機体が揺れる旨のアナウンスがされていました。


まるで車で悪路を走っているかのような振動が伝わってくるんです。すごい速度が出ているんですから、羽が大丈夫なら決して落ちる事なんて無いわけですが、でも怖い。好きだった離陸の瞬間も、無事に着陸出来るだろうかという不安を抱えながら過ごすようになってしまいました。


その代わりに、バス酔いは克服出来そうな所まで来ています。もちろん乗車中に下を向いていたり字を読んでいれば気持ち悪くなるのですが、それでなければよっぽど大丈夫になってきました。仕事をしなくてはという緊張感と、つねに気を張っているために移動時間が少し長くなるとすぐに寝てしまうという環境のおかげで、酔う暇がありません。良い傾向です。


2週間後には今度は長野へ、人権学習現地研修会へ出かけます。こちらは全行程バス移動ですから、これでバス酔いしなければ、酔い止めの薬とも縁が切れるかもしれません。


飛行機はダメになり、バスはよくなる。一歩進んで、二歩までは行かないもののちょっと下がる。そんなおまけ付きの旅でした。