書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

普段はスーツです

宗務所がらみの出張の際は、普段はスーツを着ていきます。お坊さんではありますが、曹洞宗の場合はスーツも正装と認められています。その善し悪しについては、私は悪しの方に肩入れをしたい立場ではありますが、いろいろと雑用を言いつかる立場でもありますので、そうした際はスーツの方が動きやすいのもまた事実。


そんな事情もあって、宗務所で出かけるときには全員そろってスーツを着ていくというのがほとんどです。明日明後日もそのはずでした。


はずでした。


それなのにさっき電話連絡で、ポロシャツか作務衣でも良くなったと知らされました。研修の際に見学する施設との兼ね合いだそうです。スーツ着た人間が大挙していくと目立ちすぎやしないかとか、そういう理由だと思います。


スーツだからと安心していたのですよ。スーツなら、持っている。持っているのを着ていけばいい。ネクタイは肩が凝るし、最近なぜだかズボンがきついけれど、でも、スーツと決まっていれば悩まずに済むので気楽です。


ところがポロシャツか作務衣なんて言われると困ります。うちの宗務所の職員は十中八九、全員がポロシャツを選択することでしょう。それに併せるとなると、ポロシャツはありますがズボンが無い。ジーパンならあるけれど、それはNG。むかーし、大学生の頃に買った物があったけれど、つい先日捨ててしまった・・・


他にズボン、あったかなぁ。これから家捜しですよ。クローゼットの一角を調べるだけですから、家捜しといっても数分ですけれどね。見つからなければ、作務衣しかありません。作務衣かぁ。全然構わないのですが、でも一人だけ違うというのは、右へ倣え気質の日本人としては不安が一杯です。


他のことについては人と違う道を選んでばかりのくせしてね。