書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

特派布教

今年も特派布教の季節がやって参りました。第3教区では本日、開催されました。遠方よりおいでになった特派布教師さんが、すでに昨日他教区でお話しされているにもかかわらず、微塵の疲れも見せずにお話を初めておいででした。


いやね。私は所用があって、お話の冒頭を聞くのみで、すぐにお寺に戻ってきたのでした。すぐにと言っても、法話の前には3つの法要があり、正味40分程度はそれに費やし、その後法話が始まるまでの諸準備もちゃんとしてから帰ってきたのですよ。仕事はしてるのです。


同じ宗派の僧侶が、檀信徒の皆さんにたいしてお話をされるので、ついつい同じ僧侶である我々は話を聞かずに法要だけに専念してしまいがちですが、聞いてみるとやはり特派布教師という布教師資格を持つ人たちの中でも最高峰の役職に選任されるだけあって、話の仕方や間の取り方、そして時間をきっちり守るということ、どれも素晴らしいんですよね。自分との違いは分かっても、真似するには大変な努力が必要でしょう。なんといっても、1時間半もの時間を要する法話を作り上げることすら、私には大変なことですから。


ですから聞いているだけでも自分のレベルアップに繋がると思います。来年は、ちゃんと都合を付けて、最後まで聞ける体制で臨みたいですね。


最近、そうやって積極的に参加したいと思う機会が多いです。今月開催の布教講習会も、今年もフル参加は出来そうもありません。一泊二日ですから、家庭のことも考慮しなくてはなりません。会社勤めで研修会への参加命令が出ればウンもスンもないのですが、今のところこうした講習会への参加は任意ですので・・・住職命令でも出れば割り切って参加するのですけど。


ま、徐々に、勉強の機会を増やしていきたいと思います。