書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

まだ新盆施餓鬼までの分ですけど

正太寺てんぷるにも掲載していますが、今年は8月5日に新盆の方のお施餓鬼を行います。地域によってはお年忌のように新盆のお宅へ伺って読経をし、参列者も親戚が大勢お見えになるというケースもありますが、正太寺の場合は、本堂に新盆の方に集まっていただいて、次々にお経を上げていきます。


件数が多いと二部に分かれて行うこともあるのですが、今年はギリギリ一部で行える件数、ということで、始まったら一気に最後までぶっ通しという、私には最も苦手なケースになってしまいました。
おそらく2時間ほど、もしかしたらそれをオーバーするほどの長丁場ですので、天候によっては途中でお手伝いの和尚様方に水か何かを差し上げないとなぁと考えています。昨年は途中で水を差し上げました。今年も、水かなぁ。後を引かない、さっぱりした物が一番なのです。


もっとも、水を一番必要としているのは私なんですけどね。喉がからからになって声が出なくなったのに、出さないわけにはいかないから無理して出して、その後のおときにとても苦労するという経験を何度かしているため、出来ればここでの喉の酷使は避けたいのです。ちょっとでもケアしたい。そういう理由からの、水差し入れ計画なのでした。


そんな新盆施餓鬼に向けての準備を今日一気にしてしまいました。先週掃除は一通り済まして今のしたので、お米を乗せる机を出したり、法要を行うための会場セッティングなどを行いました。2時間程度ですね。作業量としては、少ない方です。机の掃除が一番しんどいかな。倉庫の窓に穴が空いてしまっていて、汚れようが半端ではありません。クモの巣や、時にはクモ自体がお出でになるところを、雑巾がけです。


クモは苦手です。


お盆中には長机を9本使いますので、9回そういう掃除を繰り返します。体がかゆくなるんですよ。窓を直したところで、古い倉庫ですから状況はあまり変わりそうにないですし、なんともかんとも。
そんな苦手な掃除を乗り越えて、無事に準備が整いました。新盆施餓鬼までの間に、おときが3日間ありますから、次はそれを乗り越えるのが仕事ですね。最初の三日間はなかなか全日程の中でもハードな部類にはいるのですが、体力を維持しながら、膝を痛めないように、それでいてしっかりとお経を読んで乗り切るのが目標です。


ちょい難しい。