書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

今のところ何となく内緒の雰囲気なんですが

とある公共施設内に被災時に利用できる無線LANが設置されました。SSIDも隠してませんし、WEPもかかってませんから、誰でも使えます。
ただ、電源は入っていません。必要なときだけ電源を入れます。すばらしいセキュリティ。


今日、設置して、湖西市災害ボランティアのパソコンをアクセスできるようにセットアップしました。その後電源を切って解散。
次に電源を入れるのは8月31日のはずです。たぶん。もしかしたら9月1日かも。このあたり、予定を把握していないので分かりません。一応メンバーなのに、所属団体の防災訓練時のスケジュールを知らないんですよね。いかんいかん。


ちょっと心配なのが、電源断からの再起動試験をしていないことです。パソコンは再起動試験しましたが、アクセスポイントはしていません。ほぼ大丈夫ですが、大事なときに限ってうまく動かないのが電子機器です。こわいです。動くかなぁ。


ところで、普通、地震が起きて災害ボランティア本部が設置されるほどの規模だった場合、インターネットアクセスの手段はほぼ無くなります。通常の電話回線を使うADSLやダイアルアップも使えなくなりますし、携帯電話も無理です。基地局が倒壊しないまでも、その先の回線で障害が発生することでしょう。
ただ、携帯電話は復旧は早いかもしれません。NTT DoCoMoは災害時用に移動基地局を持っています。他キャリアは分かりませんが、それらが到着すれば、細々とではありますが携帯電話回線が復旧することになります。まぁ、この湖西市の田舎にやってくるかどうか知りませんがね。東海地震は広範囲ですし、東南海地震の連続発生もあり得ます。そしたらさらに西に範囲が広がりますから、移動基地局はまず都市部から、となりそうです。


一応湖西市は衛星電話を持っていますから、今時考えられないくらいの低速回線でならインターネットアクセスが出来ます。ただ、湖西市災害ボランティアの要望に応えて配備してくれた物ですが、湖西市災害ボランティアが使わせてもらえる保証がなさそうなのが辛いところ。


まぁ、そんな状況が想定される中で、なんで無線LANを入れるかというと、もちろんある程度復旧してきた場合に備えて、です。そして訓練では、余分なことに手間取らずに訓練内容に集中するために重要です。
プアな環境でのインターネットアクセスなどは、他の機会にいくらでも訓練できますから、比較的大勢集まる環境での訓練では、もっと他のことに力を注がなくてはなりません。そのための、無線LANです。


とか何とか言ってますが、無線LANを設置するという話を聞いたのは今月中旬になってからですし、私が担当でもありませんし、ただ、私がそう思うだけの話ですが。
でもたぶん、上層部も近い意見なのではないかなぁ。


そんなわけで、たぶん、無事に使えるはずなので、インターネットにアクセスできずに通信訓練が頓挫するという事態は避けられそうです。よかったよかった。