香炉鉢(線香立て)の掃除をすることを、灰作務といいます。線香を何本も立てますから、すぐに線香の燃えかすの山になってしまいます。お盆に向けてそれをきれいにするんです。
いったんざるにあけ、きれいな灰と燃えかすやゴミとを分けます。きれいな灰だけを香炉鉢に戻し、きれいに表面をきれいに整えればできあがりです。
ただその整えるのが問題でねぇ。
専用のへらを使って灰をグッと押すと、灰の中の空気が抜けて、きれいな平らになります。そうしながら、全体がきれいに平らになるようにするんです。これがすごく苦手でした。
ですが、数年前に線香が最後までよく燃えるという灰に替えたら、この作業が不要になりました。不要というか、それまでの方法ではきれいにならないんです。灰がふかふかしているせいで、へらでグッと押してもきれいな平らになりません。香炉鉢全体をトントンとすると、灰がある程度固まって、ある程度平らになります。これが限界。でも作業はとても楽になりました。所要時間も短くなって、お寺の香炉はぢぜんぶをやるのにだいたい90分くらいです。早い早い。
でも今日は暑かったー
灰が舞うので外での仕事ですし、風があると出来ませんし、もちろん扇風機を当てるわけにも行きません。日陰でやってもやっぱり暑い!
終わったときはうれしいですねー
きれいになって、存分に扇風機の風を浴びられて。
お盆週間に向かっての準備も着々と整ってきました。いよいよですねぇ。