書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

宗務所にて

小学生から中学生程度の子どもたちを対象に、一泊二日の坐禅修行体験をする「禅スクール」の、打ち合わせが始まりました。静岡県第4宗務所という、このあたりの曹洞宗寺院のお役所が主催します。
その宗務所の青少年教化員という役員である私はもちろん、禅スクールの打ち合わせ会に出席したのでした。


坐禅を中心に、食事も曹洞宗の作法に則って行うという、たぶん参加する子どもたちにとってはしんどい場面の多い禅スクールですが、初めて開催した昨年は、スタッフが不慣れで進行がどたばたしたにもかかわらず、子どもたちには案外と好評なようでした。
今年も同じように、坐禅、食事に重点を置いて、特に食事では、食べ物を食べるということがいかに大変で大事なことなのかを強調するカリキュラムを組みました。ごはんを「食べる」という認識が、ごはんを「いただく」という認識に変化してもらいたい、私はそんな思いで取り組んでいこうと思います。


昨年は、「五観の偈」という食事の前のお唱えについての解説の一部を担当したのですが、今年は食事の作法を教える担当になりました。私が間違って教えれば、以降の食事でずっと間違ったままの作法になってしまうという、大変大事な役所です。
しっかりと計画を立てて、分かりやすく正確に覚えてもらえるように、がんばりたいです。