書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

新盆のお米

新盆のお米をお寺に運び込む時期になりました。ほんとは8月になってからがいいのですが、受け入れ準備は出来ているのでどんどん受け入れています。


最近は、白い布に包んだお米はだいぶ数が減ってきて、何人かで連名にして10キロ袋でもってきてくださる方も多いようです。お寺からも、入出在住以外の人には、そうしたほうが少し楽ですよと教えてもいますし。


入出の場合はお寺が何か言わなくても親戚やご近所さんがいろいろと教えてくださるので大丈夫。入出には、入出のやり方が、またその一族なりのやり方があるわけです。お寺はあまり言っちゃいけません。



で、まあ、最近は大きな袋が増えています。あがったお米はお寺へのお供物となるので、当然お寺で食べることになるわけですが、とても全部は食べ切れません。そのため、ほしい人に分けたりするわけです。そういうことを考えると、10キロ袋のほうが分けやすくていいなぁと、思ったりもするわけです。


でも、昔からの風習も残ってほしいですし、気持ちは複雑です。どういうもんなんでしょうか。時代時代に合わせて変化することも必要ですけれど、その一方で伝統も守らなきゃなりません。どこまでを守り、どこからを変えていくか。いつもいつも試行錯誤です。なかなか大変な時代ですよねぇ。