書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

反省会

檀信徒研修会の反省会はまだ。

今日は、先日入出のお祭りに合わせて開催された文化祭の反省会へ出席してきました。小学校PTAとして反省点はあるものの、まあまあ、流れを考えたらこんなものだろうという思いもあります。完璧を求めるところと、多少周囲の力を借りながらも緩くていいところと、あるわけです。以前ならひたすら完璧を求めたところですが、徹底的に突き詰めるよりも前に進もうと、最近は考えるようになりました。

もちろん、反省点として提示はしますけれどね。

他団体から小中学校に対して、これは反省ではなく提案として、授業で製作したものの流用ではなく、文化祭用に何か、一品でもいいから作ってもらえたら、というものがありました。

私は子どもたちの忙しさも十分に目の当たりにしているため、これ以上は負担になってしまうという前提はお話しさせていただき、でも一品みんなで何か作ることで、学校側が求める教育効果が得られることがあるならばいいかもという気持ちもして、 一応学校にも学校にも提案してみますとお返事をしました。

中学校のPTAからはもっと深刻な話として、教員の忙しさがあげられました。部活動を指導する負担も多い中で、さらに何かするというのはとても求められないというお話でした。代表して出席されていたのは現職の教員でしたので、より深刻さが伝わってきました。

その方にしても、今までは負担を考慮して先生にはPTA役員を回さないという暗黙の了解があったのに、とうとう回ってきてしまったという経緯があるようです。ご本人から直接聞いたわけではありませんけれども。それこそ曹洞宗でよく言う「任にあたって他に譲りがたし」のごとく、私よりもよほど真剣に活動されています。先生というのは、みんなこんなに手を抜くことを知らないものなのかと感嘆するほどです。

私の直後にその意見でしたので、私としてはちょっと居場所がない感じでしたけれどね。先生方の負担が増えることについては、正直あまり気が回っていませんでした。分かっているつもりだったんですけれど、とっさの時に出てこないということは、身にしみて分かっていないということです。まだまだ心の寄せ方が足りないようです。

私にとっての今日一番の反省点は、まさにそこでした。一言、先生方の負担をこれ以上増やさない良いアイデアがあれば、と付け加えていたならば、また違った印象で私の意見も受け取ってもらえたでしょう。会長として話しているわけですから、もっと慎重に話べきだったのです。反省。反省。

いい気づきをもらえた反省会となりました。これでまた、新しい意識を備えるきっかけができました。良き日です。