書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

暮れどき、予定コース終了

とうとう暮れどきの予定コースが終了しました。気分は晴れ晴れ。明日は連合宗務所会で一泊お出かけなので、仕事とはいえちょっと楽しみ。良い気分〜


と行きたいところなのですが。


今回の暮れどきは、平日に都合の付かなかった方が例年よりも多めにいらして、予備日として確保していた24、25日の土日に、まだたくさん回らなくてはなりません。これも2人であればそんなに大変な軒数では無いのですが、やはり1人ですとなかなか。24日は丸々一日分。25日は法事を2件勤めた後に丸々半日分。


全然気が抜けないのです。気温も下がってきていますし、今までよりも厳しい環境でのお勤めとなりそうで、浮かれ気分など沸いてすら来ません。


それでも夜になると明日の連合宗務所会に気は向かいます。年に一度、県下に散らばる四宗務所の職員が一堂に会し、まだ県内選出の宗議会議員もご臨席の上、今年度の報告、来年度の予定を発表し合い、宗務庁の動静を議員さんにそれぞれ報告していただき、来年、さらにその先に向けて、宗務所はどう活動していくべきかを話し合う、とても楽しい場です。


その後の懇親会ではさらに掘り下げて個人個人現場の人間としての情報交換・意見交換を行いますので、さらに楽しいのですよ。


自分が仕事人間であるかもしれないと、気付かされる時でもありますけれどね。


ともかく会議に備えて用意は周到にしなくてはなりません。一応庶務主事です。何が起こっても対処できるように、現金もそれなりに要りますし、領収書も必要な場面があるかも知れないから鞄に詰めて。Macも持って、電源も持って、Wifiルーターも持って。


3月以来、いつ何時危機的状況が来るかも知れないと、ソーラー充電池の類も携行するようになりました。携帯電話が使えれば気持ちもかなり落ち着きます。回線が物理的に途切れても、復旧は全速力で行われるはず。常に使える状態を維持していて損はありません。


怖いんですよ。自宅にいるときにはそこまで恐れはしないのですが、家族と離れると、不安は高まります。たぶん、家族の安否が分からないでいることを、もっとも恐れているんだと思うのです。最悪の報であっても、せめて知っておきたい。そのための、連絡手段として、確保している、と。


県内の建物はそれなりの耐震性を備えています。湖西市は予想震源域とは少し離れますので(たしか・・・)、東海地震が来ても津波さえ逃れられれば、生き延びられる可能性は高いと思うのですよ。


防災訓練も、「まず逃げる」ということに重点が置かれるようになりました。素晴らしく良い傾向です。これぐらいの揺れで逃げて、誰も逃げていなかったら恥ずかしい、そういう考えが一番の障壁です。


逃げる訓練を繰り返すことで、逃げることが当たり前になれば、生存率はかなり高まるように思います。


話がそれましたが。暮れどきに回っている最中も、今地震が起きたらどこに逃げようと、常に考えていました。そんなことを常に考えていなくてはならないというのは辛いことですが、でも、大切な人を守っていくには必要なことです。この日本は、どこにいても大きな地震から逃れることは出来ないのですから。


そんな話も連合宗務所で出るのでしょうか。宗務所の危機管理についても、話してみたいなぁ。