書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

宗務所づくし

今日も宗務所へ行ってきました。落ち着かないんです。いろいろ考えると、引継を終えるべき日までに出勤できる日は、数えるほどしかないんです。それまでに、分からないところがどこかが分かるように、つまり引継の際に質問できるように、準備をしておかなくてはなりません。そこまでしないと、たぶん、この落ち着きの無さは静まらない。


まさかこんなにも心乱されるとは、想像もしていませんでした。業務内容が煩雑なので、引継は大変だと予想していましたが、実際にその時が近くなってくると、業務内容への理解の足り無さが明るみに出てきて焦ります。


普通の会社なら、時間をかけてしっかりと引継が出来るのかも知れません。宗務所の場合は、ワンチャンスだけです。私の場合はすでに書記の立場で宗務所にいるので、事前にこうして準備が出来ますけれど、そうでなければかなり厳しいですね。何日か通う程度ではカバーしきれない範囲だし。そう考えると、この主事は、職員経験者以外には倍以上の重荷となるんではなかろうか。


でもきっと、一年経つ頃には落ち着いて仕事が出来ているものと想像しています。宗務所は、小さな事務所です。いくら大変な役どころでも、一般企業より大変なはずはありません。今までの歴代の人たちも、お寺の運営の合間に仕事をして、それでしっかり勤まっていたのですから。


そう言い聞かせて、この小さな心臓が止まらないように励ましています。早く、仕事に自信が持てる領域に達したいものです。