書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

勉強会

浜松に進出してきた新興宗教についての勉強会のようなものを開きました。Webからの情報や、伝え聞く話を元に私が判断するに、カルト宗教と言って良いと思うのですが、世間一般での認識と外れているかも知れませんので、名称は書かずにおきます。


もう今の時代には、本当の宗教というのは出現しないのかなと、ある種残念な感情もわいてきます。結局の所、お金を集めるための装置としての宗教でしかないんですよね。どんなに体裁を整えたところで。


世界の三大宗教のような存在は、金輪際現れはしないんでしょう。文明は進化してきたと思っていましたが、使いこなせない技術ばかり増やして、それは退化と言えるのかとも思い始めています。


伝統仏教教団に所属する正太寺でも、お布施をいただくことで生計を立てています。結婚もしますし、子どももいます。明治以前であれば明確なる破戒僧ですよ。


それではあっても、宗教者たる最後の砦として、人の弱みにつけ込んでお金を手にするようなことはけっしてせず、人々の悩み苦しみに寄り添っていく存在であろうと、決意を新たにした勉強会でした。


知らずに入信してしまって、被害に遭う方が出ないと良いんですけれど。