書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

宗務所日記

宗務所へ出勤すると、訃報が待ち構えていました。思いもしなかったお名前を聞き、ショックを受けました。


昨夜はお寺にも2件の訃報が飛び込んできて、住職共々慌てふためいたところだったのです。そこへ重ねて、お寺関係での訃報。自然と心も重たくなります。


僧侶という肩書きを持っていると、死に接する機会が余りにも多いのですが、そのことにいつまでも慣れないでいるのは、僧侶を仕事として捉えると「向いていない」となりますが、僧侶を僧侶として捉えれば、たぶん「向いている」ということになるのかな、なんて最近では考えています。


葬儀屋さんは、どんなのかな。我々よりももっともっと多くの死に接しているわけですし、僧侶を初めとした宗教者が見る事の出来ない、遺族やその親族のいろんな顔も見ているわけです。


場合によっては遺族とお寺との板挟みになることもあるのでは。正太寺では、関わっているみんなが葬儀に集中出来るように気を配っているつもりですが・・・


そんな事を考えつつ、さらに迫り来る予算所会と檀信徒大会の影におびえつつ、宗務所でデスクに向かっておりました。早く春にならないかな。春になれば、この気持ちももう少し、きっと明るくなれるのに。