書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

買い物して、香典付けて、子守して。そして想う。

次の家族お出かけに備えて、買い物です。制限時間は30分ぐらい。


10時の開店に合わせて豊橋市内の某店に移動。お出かけに必要な子どもたちの物をいくつか購入。ついでに自分用のアイテムも購入。


お店の駐車場で改良服に着替えて、昨日亡くなった知人の葬儀会場へ。なんとかほぼ予定通りの開式25分前に到着。受付で香典をつけて、棺へまっしぐら。


さっと辺りを見渡してもご遺族の顔が識別できなかったので、失礼と思いつつもご挨拶は無しで。


棺の窓から顔を拝ませていただきました。まぎれまなく、本人でした。本当に、死んじゃったんだな、と。


会葬に来ていた知人と2、3言葉を交わし、あまりしゃべっていると声が詰まりそうになるので、気恥ずかしくて、すぐに会場を後にしました。


お昼から長女の半日体験入学に妻が付き添うため、長男の子守と次女のお迎えが任務だったのです。出棺まで見送りたかったけれど、開式を待つ時間も無く。


帰り道、ふとした拍子に涙が溢れてきて。


お檀家さんのお葬式も、最近亡くなった方はみんな、元気でいた方ばかり。まさかそんな急に、そんなお葬式ばかりが続いています。


もう、心が持たないです。年末の、暮れどきの時にお茶をいただきながら談笑した人ばかり。まだ2月ですから、ほんとについ最近ですよ。


信じられない訃報ばかり続いています。お寺に居る以上、訃報は集まってきます。逃れられない宿命です。今はまだ、逃げだそうとまでは思いませんが、いつ耐えられなくなるか、自信はありません。


知っている人が、子どもの頃からよくしてくれた人が、だんだんと亡くなっていく。その葬儀を執り行い、火葬の瞬間にも立ち会う。


なんでこんな辛い仕事、してるんだろう。そう思うことが増えてきました。