後輩のお寺で、先代住職の本葬儀が厳修されます。今日はお逮夜。私は相変わらず知庫寮とカメラマンでお手伝いです。
この2つの配役を兼ねるのは非常に大変なのでやめてくれと頼んだのですが、受け入れられず。今度からは配役を受ける条件にしようかなぁ。もっとも、密葬儀に比べれば知庫寮の事務量は知れています。誰が会葬に来てくれるのかゼロスタートの密葬儀の段階と、すでに名簿が出来上がっていて飛び入りの会葬が考えられない本葬儀とでは、天と地程の差がありますから。
法要を担当する知殿寮の賑やかさとは裏腹に、引きこもった室内で粛々と事務をこなし、開式数分前にカメラ片手に飛び出していくいつもの私の姿がここにありました。
晋山式と葬儀に関しては、差上(式次第)は大体頭に入っています。これもカメラマンを複数回こなしているからこそ。良いポジショニングと、残すべき写真を漏らさず撮るためには差上の把握は必須です。差上帳を袂にねじ込んで何回も開きながらファインダーをのぞいていたのがはるか昔のように感じますね。良い経験をさせてもらっています。
明日は本葬儀。お逮夜からさらにグレードアップした緊張感が堂内を包み込むことでしょう。その緊張感も写し撮ることを目標に、頑張ろうと思います。