書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

子どもたちのいない半日

幼稚園で月に一度、入園前の幼児を対象に、ちびっ子クラブという遊びの時間を開いてくれます。


長女は通園、次女がちびっ子クラブへ、嫁さんは次女に連れ添い、長男は嫁さんと共に行動。


というわけで、半日、子どもたちが家からいなくなりました。そしたらなんだか、落ち着かないのです。


普段はにぎやかくて落ち着かないような印象があるのですが、実際には賑やかな方が落ち着いていられるようです。普段がそんなだから、急に静かになると、落ち着かないんですね、やっぱり。


午後になって子どもたちが一斉に帰ってくると、急に賑やかさが戻ってきます。もうね、それが嬉しくって。


何気ない普段の生活。いつもと変わらない生活。地震原発事故で思い知らされるまでもなく、それらがとても大切なものだと実感させられます。


守りたい。失いたくない。


でもお釈迦様は、これを捨てたんですよね。捨てて出家し、修行し、そして悟りを開いた。今を守る事ではなく、一刻も早く出家して、悟りに到達、それを社会に還元する事が何より重要。


それは分かりますけれど、真似できないですよ。こればっかりは。