書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

宗務所日記

実務担当者会議後、最初の出勤です。会計や配布された書類の整理など、後処理をしました。


加えて、震災への対応です。宗務所としては、今のところ動けることがありません。曹洞宗宗務庁内に、災害対策本部が設置されたと連絡がありましたので、そちらの動向を見ながら、曹洞宗全体としての動きに協力していきたい考えています。


僧侶各個人に於いては、各々の判断で募金をしたり、支援物資を集めたり、と言うようなことが出来るでしょう。宗務所としては、必要とされたときに必要なアクションが取れるように、心構えと準備を整えて参りたいと思います。


また、我が宗務所には災害対策基金として、一定額の蓄えがあります。これは地元における東海地震被災時を想定して準備しているものであって、今回の震災のために拠出する性格のものではありませんが、その用途をしっかりと検証しておく必要があると、改めて突きつけられたように思います。


今は、地元自治体の災害対策本部などへの支援金として、とか他地域の曹洞宗僧侶がボランティアとしてやってきた際の活動資金にするとか、漠然とした案がいくつかあるのみです。


これでは実際に被災したときに、決定するまで拠出できず、有効に活用できるか疑問です。復興費用と考えれば、被災後すぐに必要になるわけではありませんが、それに資するには額がいささか小さすぎます。


被災直後の支援金としてなら、ちょうど良いぐらいの金額。


もっとも、被災直後にお金があっても、被災規模によってはなんともならない状況かも知れませんけど。そうした状況まで想定して、もっと緻密に用途を考えておく必要がある、と思います。


普段の執務の傍らとなると、なかなか難しいですけれどね。せっかくあるものを活用する事が出来なかったら、残念ですから。