Mac用のメールソフト、Sparrowという新星が現れました。昨年辺りからベータ版が話題になっていましたが、2月に入って正式版が登場し、また話題になっています。
MacOSの最新版、10.6.6以降でなければなりませんが、今までとはメールに対する考え方の変わるソフトです。
現状ではGmailアカウントのみに対応するというきつい制限があるのですが、次版ではIMAP対応のメールアカウントに対応すると言うことで、私の使っているメールアドレスはほぼすべてSparrowで扱えるようになります。
@shotaiji.or.jpのアドレスも、Google Appsを使っているので、Gmailと同じく括りです。Sparrowは当然、Google Appsのアカウントにも対応しています。
今までのメールソフトと何が違うかというと、画面の構成が違うのです。Twitter用のソフトに似ています。冒頭のリンク先の動画を観てもらうのが手っ取り早いです。
英語版しか有りませんが、設定できる箇所もたいして無いので、ストレスにもなりません。メールソフトですから、だいたいの操作はアイコンを見ればすぐに理解できます。私が使えるんですから、中学生でも使えることでしょう。
Twitter用のソフトに似ているので、返信もなんとなく短く書きたくなります。メールでは、ビジネス文書ほどではないですけども、文頭で軽く挨拶を書きますよね。末尾には会社名や役職も加えた署名を付けて。
Sparrowで返信を書こうと思うと、もちろんそういう文章も書けるのですが、ほんとになんとなくですけども、文頭の挨拶も省略していきなり本題に入り、その本題も一言二言で、署名も名前を書くだけ、とか。
そういうメールにしたくなります。
知っている間柄ならこちらのメールアドレスを元に相手のメールソフトには差し出し人名が出るはずですし、そもそも用件を素早く伝えたくてメールを使うのですから余分な文章はなるべく省いた方が読む方の負担も減ります。
Sparrowもそうですし、Outlookなんかもメールの冒頭数行がリスト状に表示されるモードがあったと思いますけど、一覧表示している状態で本文がほとんど読めてしまえば、効率良いと思いませんか?
そろそろ社会的な体裁にこだわるのはやめて、相手の読む時間の削減と、自分の書く時間の削減を、とことん追求していって良いと思うのです。
もちろん、相手との信頼関係がある程度構築できているという前提ですけどね。仕事上で知り合って初めてメールするときに、本題だけではさすがに失礼でしょう。
でも、そんな時でも、2通目からは本題だけでOK、というぐらいの状況になったら、とても楽だと思います。
仕事なら尚更。生活のために仕事をしている人、夢のために仕事をしている人、やりがいを持って仕事に臨んでいる人、いろいろあるでしょうけれど、メールを書きたくて仕事をしている人はそうそういないでしょう。
仕事上のことでしたら、なおのこと、メールは仕事の道具です。とことんまで効率を追求して、しかるべきと思います。
Sparrowは、そんな時代の訪れを期待しながら使うと、とても楽しいメールソフトですよ。