昨日、今日と、小学生が宇津山城のことを調べに来ました。学校で何かしらの課題が出たのでしょうね。昨日は住職が、今日は私が応対しました。
昨日どんな話をしたのか分かりませんが、今日来た子たちは、あらかじめ聞きたいことを用意してくれていて、それに答えるだけの状態でした。とはいえ、答えに困るような難題もあり、学校も酷なことをするなぁと思ったり。
そもそも宇津山城が裏山にあった、というだけで現在の正太寺とはつながりはありません。お城があった当時には何かしらの関係があったのでしょうが、今は既にお城はなく、また、当時の文献もそれほど残っていませんし、だいたいお寺にいるからってそんな文献を調べるわけでもなく。
先生、お寺に聞きに来られても難しいですよ。
住職は自治会の文化部にも所属していまして、昔から多少かじっているので、私よりはちゃんとした知識を持っていますけれど、私の持っているのは聞きかじりのものばかり。それでも当てずっぽうではなく、ちゃんと根拠のある話しかしていませんよ。
質問された内容に付随してとりとめもなく話していたら、1時間が経過してしまいました。あやうくお年忌に遅刻しそうという事態に。時計を見ながら話をしていたのですけれどもね。小学生が学校の取り組みでやってくると言うことで、あまり興味はないけれど、仕方なしにくるのかなと思っていたのですが、実際にはとても興味があるようで、うれしかったのですよ。
質問に的確に答えるのはなかなか難しいですけれど、こんなに真剣に聞きに来てくれるなら、もっといっぱい来て欲しいですね。私ももう少し、勉強が必要ですけれどもね。