書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

3日目は最乗寺様拝登

曹洞宗寺院の中でもかなり有名な大雄山最乗寺様に拝登しました。バスガイドさんの説明では、地元ではお寺の名前よりも、道了尊の名前で有名だとか。曹洞宗内では大雄山の名前の方が通りがいいです。


曹洞宗の地方道場として今も多くの修行僧を擁する最上寺様は、私も初めての参拝となります。今回は幸いにも、拝登諷経をお勤めすることが出来ました。宗務所長を導師として、一座お勤めしてきました。私は相変わらず記録係として、本堂内をウロウロしながら写真にビデオにと撮っておりました。


普通ならば、最乗寺様ほどの格式あるお寺さんで本堂内をウロウロするなど出来ないことなのですが、記録係は特別です。カメラを構えていればある程度は許されます。しかしそれでも、内陣と呼ばれる須弥壇の周囲の板の間の部分には足を踏み入れる勇気はありませんでした。あそこはやはり、特別な領域です。おそらくご本山同様、山内の人間でも、特別に許された者と、担当の寮舎の人間以外は易々と足を踏み入れられる場所ではないはずです。


拝登諷経の後は、修行僧による案内によって、最乗寺様の境内を拝観しました。階段が多くなかなか大変な境内ですが、皆さん元気に歩き回っておりました。西国観音霊場と比べれば、まだ気軽に参拝できるお寺と言えるかも知れません。


参拝を終え、かまぼこ屋さんでの昼食、大涌谷観光を経て、一路帰路を進めて、私がお寺の戻ったのが20時過ぎ。毎回遅い帰宅となる研修会ですが、今年もまた、遅い遅い帰宅となりました。しかし、渋滞もなく、けが人も病人もなく、無事に終えられたのが何よりです。遅い帰宅ではありますが、ほぼ予定通りなのですよ。


来年はご本山を離れ、地方研修となります。まだ研修先は決まっていませんが、内容の濃い研修となるように、検討を重ねていきます。来年もまた、多くの参加者を得て、さらに実りある研修会になりますように。