書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

梅花流詠讃歌特派講習会

今日は特派講習会の日。今週一週間かけて、宗務所内の5教区を特派の師範が講習会のために回ってくれます。一般僧侶は開講式のために会場寺院に参集。私は何の因果かよく目立つ維那に配役されました・・・


維那とは、お経を読むときに題を唱えたり、お経の最後の回向文を唱えるのが仕事です。配役上はかなり重要な場所で、修行道場では修行僧全体を取り仕切る責任者です。ですから普通は、それなりに経験があり、また声も良くないと配役されません。とはいえ地方では、特に晋山式や先住忌などと比べてお寺としての行事という要素の薄い開講式となると、こうして若造が配役されることもままあります。


法式に厳しい地域ではないので、若造が維那をやっても後からやたらと叱られる恐怖というのは無いのですが、本堂を埋め尽くすほど梅花講員さんの集まった中でただ一人声を出してお唱えするのは、心臓がばくばくなるほどに緊張します。


結果として、私としては上出来なほどにうまくいったのは幸いでした。講員さんの練習意欲をかき立てるほど、、、ではなかったと思いますが。開講式が9時半、その後15時まで講習会は続きます。長丁場。年に一回の講習会ですから、みなさん真剣に取り組まれたことと思います。


私はというと、正太寺ではお葬式がありましたので、開講式が終わってすぐに葬儀会場に移動し、葬儀後は火葬場、初七日と飛び回っておりました。気がつけば講習会が終わったはるか後の時間で。体はぐったりと疲れておりました。


一日ずれればここまでは疲れないのですが、こればっかりは仕方ないですね。開講式も、葬儀も、その後の法要も、しっかりと集中して取り組めました。ちゃんと集中力が続く体力があって良かったです。
赤ちゃんが産まれて以降、Nike+もぱったり止まってしまっています。梅雨時期で走る時間のあるときに雨が降っていることもよくあり、なかなか取り組めません。講習会に真剣に臨んだ講員さんに負けないように、Nike+にも真剣に取り組まなくてはね。