管内のことなのであまり声高には言いづらいのですが…
時期が来ればどのお寺でも、師匠から弟子に住職を譲ることになります。血のつながりは関係ありませんが、地方の寺院では最近は世襲になっていることが多いですね。
それだからか、住職任命申請書を提出しに見えられるのが、師匠の側である場合が多いです。申請人は現住職であるので当然といえば当然なのですが、書類をしたためるまでが現住職の仕事で、そこから先の提出は、新住職が行っても良さそうなものです。弟子なのですから、お使いとして提出に来ると考えても当たり前ですし。
しかしそういうケースは少ないです。宗務所というのは、来たことがないと得体の知れない場所ですから(実際私もそう感じていました)、師匠の方が赴きやすいというのもあるでしょう。
やっぱり、親子関係の方が強くなってしまうのでしょうか。
ま、親子関係の他に師弟関係の難しさも絡んでくると考えると、いろいろあるんだろうなぁと、納得できてしまう方も多いことと思います。
私もそんな一人です。
私の場合も二つの関係が絡み合うわけですが、はてさて、どうなりますか。まだまだ後を譲る気はないようですから、当分はそんな心配は必要なさそうですけどね。