書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

宗務所日記

管内のことなのであまり声高には言いづらいのですが…

時期が来ればどのお寺でも、師匠から弟子に住職を譲ることになります。血のつながりは関係ありませんが、地方の寺院では最近は世襲になっていることが多いですね。


それだからか、住職任命申請書を提出しに見えられるのが、師匠の側である場合が多いです。申請人は現住職であるので当然といえば当然なのですが、書類をしたためるまでが現住職の仕事で、そこから先の提出は、新住職が行っても良さそうなものです。弟子なのですから、お使いとして提出に来ると考えても当たり前ですし。


しかしそういうケースは少ないです。宗務所というのは、来たことがないと得体の知れない場所ですから(実際私もそう感じていました)、師匠の方が赴きやすいというのもあるでしょう。


やっぱり、親子関係の方が強くなってしまうのでしょうか。


ま、親子関係の他に師弟関係の難しさも絡んでくると考えると、いろいろあるんだろうなぁと、納得できてしまう方も多いことと思います。


私もそんな一人です。


私の場合も二つの関係が絡み合うわけですが、はてさて、どうなりますか。まだまだ後を譲る気はないようですから、当分はそんな心配は必要なさそうですけどね。