書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

いま出来ることをやるということ

縁起でもない話ですが、人はいつ死を迎えるか、分かりません。自分はもちろんのこと、他人もそうです。自分について覚悟するのみでなく、他人についても覚悟しなければなりません。私で言えば、さらにペットの猫の死もまた、覚悟しなければなりません。


人の時間は有限です。その有限の中で、いかに生きるか。いまの日本であれば、何もしなくても、食べていけます。でもそれでいいのか。


テレビに登場する、アスリートたちやアーティスト。いろんな競技の選手とか、芸術家とか音楽家とか歌手とかのことです。
彼らの目は、とにかく輝いて見えます。真剣なまなざしの中に、光り輝くものがあります。


それはなぜか。


常に前を見て、目指すものがあって、いま、この瞬間も、そのために努力しているからだと、そう思います。
目の輝きは、ずっと先にあるはずの、自分にとっての光り輝くものを追い求めている、その輝きだと思うんです。


時間の過ごし方は人それぞれ。どう過ごしても、同じように時間は流れていきます。
それなら私は、前を向いて、努力して過ごしたい。そう思っているだけでなく、ちゃんと実践したい。誰から見ても、そう見えるように、実践したい。大変かもしれないけれど。

もう平均寿命の半分近くに来たけれど、いつかその目の輝きを誰かに見つけてもらって、その人に再びがんばる力を与えたい。そう思います。
男30歳。それがちょっとした目標です。