書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

昨日はおせんぼうでした

少し間があきました。ここ数日夜中まで忙しくてですね。個人的には楽しい忙しさでしたけど。


おせんぼうも無事に終わりました。本堂がいっぱいのなるほどの皆さんが参列してくださり、仏様のご供養、厳粛に行うことが出来ました。ありがたいことです。
時間にして1時間10分強。こちらはお拝やらなにやらで体を動かせますが、参列の方々は座りっぱなしです。初めての法要で今何をしているかも分からず、どの程度まで進行しているのかも分からず、ただただ時計を眺めているひと時だったかもしれません。横目にちらと見える姿は、そんな感じでした。


進行に応じて司会をつけるのも一手なのですが、司会があると静かな雰囲気の中で法要を行うという感じてもなくなりますし、司会に回す人手も無かったりと、まぁいろいろとありまして。でも見てるだけじゃ退屈に違いないというのはよく分かっています。



でももし、今何をしているんだろうかと考えてくださることがあれば、想像豊かにいろいろと考えられて、ただ一心に唱えてお俳をしている姿は、まさに信仰というように見えたかもしれません。そう見えていて欲しいです。


それでも何をするかを記した簡単な小冊子くらいはあったほうがいいかもしれませんね。お説教を兼ねて法要後に住職が少しお話をするのですが、最初にしたならばまた少し違ったかもしれません。それらを含めて法要全体をどう進行するかというのはいつでも難しい問題ではありますが。


そんなことを考えながら、ちょっとずつ、お寺っていいものだなぁと感じてもらえるような方向に、工夫を凝らしていきたいと、今日もまた思いを新たにする副住職でした。