書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

お盆も後2日

ついにおとき全日程が終了しました。明日からは組寺各寺院のお施餓鬼に参加して回ります。
組寺というのは、近隣のお寺さんの中でも一番結びつきの強い数ヶ寺のことを言い、とくにお葬式のお役僧にはまず組寺のお寺さんにお声かけをします。また、彼岸会法要やお施餓鬼法要なども、お互いのお寺の法要に参加します。こうして協力し合うことで、僧侶の人数を必要とする法要でも、毎回滞りなく開催できるわけです。


明日はまず利木の二軒のお寺さんのお施餓鬼法要があります。その後お寺の戻り、今度はあさっての正太寺のお施餓鬼法要の準備を行います。お世話人さん方に集まっていただき、水向け棚の設営や施餓鬼棚の設営などを行います。水向け棚はなかなか大きなものですし、施餓鬼棚も15日用は塔婆を200本ほど立てるのでかなり大きなものです。水向け棚と施餓鬼棚を設営して、塔婆を立て終わるころには、すっかり夕方になっています。


世話人さんにお手伝いいただく準備はここまでで、この先は家族だけで掃除をします。細々と掃除をするところがあるので、時間を食います。それでもご飯になる頃には終了です。(終了させちゃいます)


そしてあさってのお施餓鬼法要となるわけです。準備もなかなか大変なのです。



今日は13日、迎え火を焚く日です。みなさん、焚きました?うちではご飯前に玄関先で焚きました。地域によってはお墓で焚いてから、玄関で焚くところもあるようです。送り火はその逆をします。焚く時間も様々なようです。私は夕方に焚くものだとばかり思っていたのですが。
お寺は村の外にあるので、実際に入出でどのような迎え火が焚かれているのかあまり見たことがなく、よく知りません。たとえうちが新盆であっても忙しさにかまけて適当に済ましがちです。(風習の色彩が濃いというのもありますけれど)
だから余計に、世間の常識とは違うことをやってかねません。ちょっと心配です。


ま、でも、なんとか帰ってきてくれるんじゃないかなぁ。年に一度のお盆ですから。