書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

お葬式の後に最初に笑うのは

変な自負心かもしれません。
つらいお葬式の後、最初に笑うのは、和尚の役目だと思っています。誰もが笑えないときに、笑顔を見せる。それはとっても大切なことだと思っています。


もちろん、タイミングはしっかりと計る必要があります。そうした前提条件が整った状態での話です。


誰も笑顔を見せられないのであれば、きっかけを与えるのは自分の役目だと、思っています。
辛いときこそ、それを吹き飛ばす力を、笑顔で作り出したい。大切な人を亡くしたつらさは、そんな簡単に乗り越えられるものではありません。でも、だからこそ、乗り越える力を、それを作り出す源は、笑顔だと思います。


作り笑顔で良いから。思いっきり泣いたら、またすぐ泣いても良いから、前を向くには顔が必要だと思うんです。