書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

天気に追われて

お年忌がありました。台風の影響で、天気が冴えません。


朝のうちはお日様が出ていて、これではたして雨が降るのかという天気でした。それがあっという間に暗くなって、どさーっと降ってきました。大変大変。
着物で移動するので、雨は大敵です。どんな服でも大雨の時は大変ですけれど、着物の時はなんだかもっと大変な気がします。身軽に動けませんし。


お檀家さんのお宅に出かけるまであと30分。このままやまなかったらどうしようかと思案していたら、雨が小降りになりました。これは、いける。


予定通り出かけると、雨はもうぱらぱらになっていました。車のワイパーも間欠モードで十分です。車までは傘が要らないので、お宅に着く頃までにもう少し弱まっていれば、そちらでも傘が要らずに済みます。やめー、やんでくれー。


そしてみごとにやみましたよ。いつもどおりにお経を読み終えると、まだ雨はやんだままです。これは、お墓参りまで雨に降られずに済むかもしれない。朝みたいな雨が降ったらお墓参り自体が出来ないかもしれないと思い、いつもやるはずのお説教を省いてお墓経を雨が降らないうちに行うことを優先することにしました。私のお説教は長くなりがちなので、しゃべってるあいだに雨が降ってきそうで、、、
事情を話し、すぐにお寺へ行き、お墓へ移動します。


お墓へは念のため傘を持っていきましたが、これも用なしで済みました。最後に位牌堂でお念仏です。こちらは屋根付きで安心。結局、お施主さんたちが帰るために車に乗るまで雨は降りませんでした。


焦って急いで移動をして、お説教まで省いてしまいましたが、でも雨に降られずに無事に終えられたというのは何よりです。話したいのを我慢した甲斐があったというものです。
雨の日のお年忌は、天気との競争でなかなか大変です。できれば、晴れていて欲しいですね。そんなこといったら毎週土日は晴れてないといけないことになってしまいますけどね〜