書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

久しぶりに、小説

世界の中心で、愛を叫ぶ


読みました。ページ数206ページと、読みやすかったです。そしてやっぱり泣けました。映画ほどではなかったですけれど。
想像力が不足してるから、映像付きのほうが泣けたのでしょうか。それとも役者の演技力故、でしょうか。演技力を下回る想像力というのも切ないですねぇ。演出のうまさということにしておけば安泰かな。


映画ではあまり気にならなかったのですが、哲学的な会話が多く含まれていますね。普段からこんな事を考えてたりするので、小説に影響されて改めて考え込むということはなかったのですが、今の人たちはどうなのかな、読んで感動したという感想は聞きますけど、こういう台詞に気をとめたのでしょうか。


分かりやすい文章で、頭にスッと入ってくるのであまり気にならないのかもしれません。どうなのかなぁ
10代の頃、たしかにこんな事を考えていたので、もしかしたら今の子たちも同じようなことを考えていて、だからそこ共感も出来るし、それが当たり前だからことさらに気にならないのかもしれません。


・・・でもそれなら、若年層の犯罪が増加するようなことにはならないと思うなぁ。やっぱ違うのか。


なんにしてもですね、これをきっかけに哲学的なことを考え込むようになったら、とっても僧侶向きです。修行しましょう。
もしこの先、「答え」を教えてあげると近づいてくる人がいたら、それは間違いなくまがい物です。気を付けましょう。「答え」は自分で見つけるものです。人から教えられるものじゃありません。





なんだか思いっきり話がそれちゃった・・・